日本を代表する温泉地、鬼怒川温泉にある橋を紹介します。
全部で6本ありますが、それぞれに特徴があり、車や散歩で観光してもらいたいスポットです。鬼怒川温泉の南側に位置している、大沢インターチェンジや今市インターチェンジから向かうことが多いと思いますので、南から順番に紹介します。
鬼怒川方面への旅行を予定されているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
鬼怒楯岩大吊橋
最初は「鬼怒楯岩大吊橋(下写真)」です。いきなり、いかにも観光スポットという感じですが、駐車場や売店、観光ホテルも近くにあり立ち寄りやすいと思います。
鬼怒川温泉の入口にあるので、行きや帰りの休憩スポットとしてピッタリだと思います。観光客も多く、橋自体やそこから見える景色を撮影しています。写真は4月中旬、桜はほとんど散ってしまいましたが、新緑に向かって葉が広がりはじめた頃です。
橋は結構揺れるので、高所恐怖症の方はご注意を。ワンちゃんやお子さんは怖がってしまうかもしれません。当日は雲が若干ありますが、よく晴れていて気持ち良い景色でした。
反対から見るとこんな感じ。橋の広さは写真よりもゆったりしているイメージですので、あまり混雑感はないと思います。
ちなみに各橋には鬼の像があります。この橋で待っているのは「楯鬼」です。
立岩橋
続いては「立岩橋(下写真)」です。下の写真の通り、この橋は奥ある川治温泉や有料道路(2022年10月より無料になりました)との接続がメインなので、車で走り抜けることが多いはずです。
あまり観光客はいないかな。一応歩道があり、すぐ近くにコンビニがあるので、その意味では寄る機会があるかもしれません。
個人的には、この橋から見る鬼怒川がもっともゆったり流れていて落ち着いて見えます。川からの高さもあって見晴らしもスッキリしています。
ここでは「鬼怒太」が迎えてくれます。それぞれの鬼の近くにはスタンプ台がありますので、せっかく6本すべて見て回るのであれば集めてみましょう。
鬼怒川温泉ふれあい橋
3本目は「鬼怒川温泉ふれあい橋(下写真)」です。歩いて観光する人数なら一番多いのではないでしょうか。大型の観光ホテルに挟まれており、そこからすぐに歩いて行ける橋です。階段に描かれた大きな鬼の絵があるので、鬼を背景にして皆さん撮影スポットにしています。
橋自体がゆっくり見学できるような雰囲気です。歩行者専用なので安心です。おそらく階段は見た感じよりもキツイと思いますよ。個人的に(40代)連続で2往復はできないです。
眺めはこんな感じ。ホテル群が広がって爽快です。良くも悪くも?この橋からの眺めがもっともたくさんのホテルが見えるのではないでしょうか。廃墟と化したホテルも目立たないです。橋の幅があることで自然との距離感がるので、少しもったいないですね。
注目する人はあまりいないかもしれませんが、地面に書いてある日本地図「あっちが札幌なんだぁ」みたいな、意味のない盛り上がり方ができるので好きです。
ここにもやっぱり「鬼怒太」一緒に写真を撮っている観光客も多いですね。バックストーリーがしっかりあると面白いのでしょうが、なかなか難しいですよね。
くろがね橋
続いて「くろがね橋(下写真)」です。狭い橋ですが、車が通れて鬼怒川温泉の中心地にありますので、通る機会も多いのではないでしょうか。ここの橋はとにかく無料の足湯です。
足湯からの眺めはこんな感じ。水流が岩とぶつかる具合がちょうどいいのか、川の流れる激しい音が響いています。近隣のホテルの中にまで響くのですが、言葉にするのが難しいくらい気持ち良いです。
橋からの眺めも爽快です。
ここは「鬼怒子」が迎えてくれます。足湯の入口にあるので、確実に観光客は目にすると思います。しつこいですが、ここにストーリーがあって「残りの鬼にも会いに行ってみよう」となると盛り上がると思います。「たまたまちょこんとあるのかな?」と感じても無理はないので、もったいないです。
滝見橋
続く「滝見橋(下写真)」はいかにも歩道専用の「景色を眺めてください」吊り橋です。駐車場やトイレもしっかりありますので、立ち寄りやすいと思います。階段を降りたところに吊り橋があります。
下の写真は駐車場から階段に向かうまでのちょっとした広場です。女性像があり写真ではわかりにくいと思いますが、マスクをしています。本気なのか誰かのイタズラなのかはどっちにも考えられますが、どうなんでしょう??
川のせせらぎ、みたいなテーマで撮影をするのであればダントツ滝見橋です。ただし廃墟ホテルがこれでもか、と並んでいるので撮り方は難しいかもしれません。天気が良くてこれなので、曇りだと雰囲気ありすぎて怖いです。
川の流れはとてもきれいに眺めることができます。揺れない構造の吊り橋ではありますが、高い所が苦手だと怖いかもしれないですね。
残念ながら「鬼怒太」の顔が欠けてしまっています。これはイタズラでないことを祈るばかりです。
野生の猿に遭遇する可能性は高いです。こちらから何かちょっかい出したり、餌をあげなければ大丈夫だと思いますが注意しましょう。
鬼怒岩橋
最北端は「鬼怒岩橋(下写真)」です。ここも駐車場はあるのですが、目立たないのでスルーしてしまいそうです。歩道は片側しかありませんが、眼下から鬼怒川温泉に続く流れがはじまりますので、感慨深いものがあります。
他には何もないのですが、駐車場から遊歩道があります。どちらから言うと、橋を渡るよりも遊歩道を歩いてみる方がオススメです。長さ的にもちょうどいいですね。
最北端は「鬼怒太」が微妙な姿勢で構えています。川治温泉や湯西川温泉から市街地方向に戻るのであれば寄りやすいと思います。全6本の橋を見て回るのであれば、ここから出発して南下すると、それぞれの駐車場が左側に続くのでスムーズだと思います。
以上、鬼怒川温泉の全6本の橋をざっくり解説しながら、景色など一緒に雰囲気を紹介させていただきました。
ぜひ日光にいらっしゃる際には参考にしてみてください。